消化器・大腸外科


胸やけ、吐き気、胃のもたれ、むかつき、食欲不振、腹痛、便秘、下痢、下血などの胃腸障害の診察を行います。消化器といっても食道、胃、小腸、大腸とあります。その臓器ごとによって症状が異なります。

 

特に専門医の視点より便通異常に対して生活習慣の改善、食事内容の改善等の相談を踏まえ個々人に合った投薬内容を決めていき改善を目指します。

 

主な疾患のお話


最近、腸は免疫の70%を担っていると言うことが浸透してきています。(以前から専門医の間では常識であり、腸活により花粉症やインフルエンザなどの症状が軽減する場合もあります)さらには、腸が健康なことはダイエットにもつながります。便通にお困りの方、腸活、ダイエットに興味のある方は一度ご相談ください。

 

まずは一度御来院、ご相談ください。

食道


逆流性食道炎

胸やけが主な症状で内服治療にて改善することがほとんどですが、必要に応じて内視鏡検査が必用となってきます。

食道がん

ものを飲み込むときしみる感じや飲み込みづらい、痛みがある等の症状があります。そのような症状の方は内視鏡検査が必要となってきます。早期で発見されれば内視鏡治療が可能です。(富士病院にて対応可能)


胃炎

みぞおちの痛み、吐き気、嘔吐が主な症状です。胃炎といっても原因は様々で 薬剤性 アルコール ストレス性 ウイルスや細菌によるものなどがあります。内服治療にて改善することが多いです。

胃・十二指腸潰瘍

胃痛 上腹部痛が主な症状です。嘔気、嘔吐、タール便(便が黒い)などの症状が見られることもあります。症状により早急に内視鏡検査が必用となってきます。

胃がん

早期胃がんは症状がなく検査にて発見されることが多いです。早期で発見されれば内視鏡手術(ESD)・腹腔鏡下手術(LADG)が可能です。(富士病院にて対応可能)ただ、早期胃がんを発見・診断することは難しく熟練した内視鏡専門医による検査をお勧めします。

 

胃がんが進行してくると 食欲低下や胃もたれ、吐き気、嘔吐、体重減少、貧血、タール便などの症状がみられてきます。そのような症状がみられる方は内視鏡検査をお勧めします。近年、胃潰瘍・胃がんはピロリ菌感染が原因と言われています。

ご心配な方はご相談ください。

小腸・大腸


過敏性腸症候群

腹痛と便通異常(便秘、下痢)が主な症状で、とくに腸に病気がない状態です。近年のストレス社会において増えてきている病気です。丁寧に対応します。

内服治療が主となってきます。

ウィルス性腸炎・感染性腸炎

腸にウィルスまたは細菌が入り発熱、腹痛と下痢の症状が見られます。軽いものでは内服治療で改善しますが、症状が重いもの(脱水、腹痛が強い等)は入院治療が必要となってきます。

大腸がん・直腸がん

胃がん同様検診の普及により早期がんで発見されること多くなりました。

 

進行してくると(がんができる部位によりますが)便秘・下痢、腹満感、下血、貧血、体重減少などの症状がみられてきます。そのような症状がみられる方は内視鏡検査をお勧めします。

 

富士病院では大腸がん・直腸がんに対し積極的・安全に内視鏡治療・腹腔鏡下手術も行っています。

下血、血便

便に血が混じる、鮮血が見られるなどの症状が出た場合、大腸がん直腸がんをはじめ、潰瘍性大腸炎 クローン病、大腸憩室、虚血性大腸炎、内痔核、切れ痔等様々な疾患が考えられます。

 

それぞれの疾患ごと出血の性状や他の症状にて違いがあります。特に炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)は専門医による診断・早期治療が重要となってきます。

 

原則的には内視鏡検査が必用となります。その場合責任を持って手配しその後の治療も行います。 

便秘

高齢者や女性に多く、近年食生活(偏食)の変化によって若者にも見られるようになってきてます。便秘の原因は大腸がんや腸閉塞など器質的疾患のあるものと機能的に便秘なものがあります。

 

機能性便秘に関しては、専門医の指導による、個々人にあった生活改善や投薬が必要となります。

医師より


内視鏡検査

近年内視鏡機器の進歩により格段に診断技術が上がってきています。しかし、それに伴い、内視鏡医の精密な診断力 技術力も求められて来ています。

消化器内視鏡専門医・指導医は定期的に学会・セミナーに参加することにより日進月歩 進歩する内視鏡診断や治療技術を習得し、更新されます。内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)を受ける際は専門医・専門施設にてお受けすることをお勧めします。