御殿場市の荒井駅前クリニック|肛門外科では、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、肛門周囲膿瘍、痔ろう、肛門搔痒症の診療を行っております。
出血、脱出、痛み、腫れ、かゆみ等肛門における症状のある方はお気軽にご相談ください。御殿場市内唯一の大腸・肛門病学会専門医による適切な診断治療を行います。
当院では痔核に対して「ジオン注硬化療法という痛みのない日帰り治療」も行っております。(市内では当院のみ対応しており双方とも荒井が対応しております)
排便時の出血、脱出、残便感、極度の腫れ、血栓による腫れと痛みなどの症状があります。症状により治療法が異なります。
初期症状として出血が見られることが多いです。
生活習慣の改善や軟膏治療で改善することが多いです。
繰り返す出血や排便後に脱出するがすぐ自然に戻るなどの症状。
軟膏治療にて改善することが多いですが、改善しない場合や改善を急がれる場合は日帰りにてジオン注硬化療法で治療します。
ジオン注硬化療法とは、内痔核に対し直接ジオン(ALTA)という薬剤を4段階に分けて注入することにより、痔核そのものを退縮し改善する治療法です。
硬化療法ですので出血に対して効果を発揮します。
初期の痔核で繰り返す出血の方や、心疾患、脳梗塞の治療にて抗血小板剤や抗凝固剤(俗に血液をサラサラにするお薬)を内服されていて痔核の出血が止まらない方の止血に効果的な治療です。
また、脱出が軽度~中程度で手術はコワイもしくは入院の時間が取れないという方も対象になります。
内痔核は肛門の痛みの神経がないところに存在し、ジオン注硬化療法はそこへ注射をする治療ですから痛みがありません。
また、当院荒井医師は2007年よりこの治療法を開始し、多くの経験を重ねております。
この治療は日帰りにて行われます。
血栓が詰まることによりイボ状のものができます。痛みが主な症状ですが、血栓が露出して出血が見られる場合もあります。
かつては切開し血栓を摘出していましたが消炎鎮痛剤と軟膏治療で改善される方が多いです。痛みが強い方のみ切開する場合があります。
肛門の肛門陰窩というくぼみより細菌や便汁が侵入し肛門腺に感染が起こった状態です。肛門周囲の腫れ・発赤・痛み・発熱の症状が出ます。
放置する期間が長いと上方感染、陰部方向(フルニエ症候群)へと広がり重症化することもあります。基本的には速やかに切開が必要となります。
大半は十分な切開を行うと改善しますが、30~40%の症例で痔ろうへ移行してしまいます。
肛門周囲膿瘍を経て肛門陰窩と皮膚にトンネルが形成された状態です。持続する痛みや排膿が主な症状です。
基本的には手術の必要がありますので手術の手配をし、責任を持って手術を行います。あまり急ぐ必要はありませんが長期間放置すると複雑化(トンネルが2本 3本と増える)し術後の肛門環境に影響が出ることがあります。
硬い便または下痢にて肛門の皮膚が切れてしまった状態です。
冷え性も原因の一つと考えられています。
痛みと出血が主な症状です。
排便調整と軟膏治療による治療を行いますが、軽快するまで時間がかかることが多いです。
切れ痔を繰り返すことにより みはりイボ(ポリープ状)ができたり、肛門が硬くなり潰瘍化し便のたびに裂けるようになります。
長年経過すると肛門が狭くなり排便に支障をきたすようになり手術が必要となってきます。
肛門の周りにかゆみがでる病気です。
肛門の傷や炎症 便の付着 発汗 真菌症などにより起きてきます。
生活習慣の改善と併せ状態別軟膏治療を行います。
直腸壁の一部または全層が肛門外に脱出する状態です。
最近では高齢化に従い直腸脱が増加しています。
治療は手術治療となります。必要に応じて手術の手配をします。
おしり・肛門は元々ある状態が最良と言われています。やむをえず手術をしなければいけない方に対してもなるべく元の肛門環境を損なわず手術をすることを心掛けています。